Linuxで外付けHDDを使用する方法です。
コマンドの途中の応答は結果内をご参照ください。
外付けHDDを接続し以下のコマンドで認識されていることを確認します。
lsblk
コマンドの結果は以下となります。
例ではsdbとしてマウントされてました。
続いて以下のコマンドでルート直下にマウントするフォルダを作成します。
cd /
mkdir usb_hdd
結果
以下のコマンドを実行し外付けHDDの既存のパーティションを削除します。
fdisk /dev/sdb
結果
[root@localhost /]# fdisk /dev/sdb
fdisk (util-linux 2.37.4) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。
コマンド (m でヘルプ): d
パーティション 1 を選択
パーティション 1 を削除しました。
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。
続いて以下のコマンドでパーティションを作成します。
fdisk /dev/sdb
結果
[root@localhost /]# fdisk /dev/sdb
fdisk (util-linux 2.37.4) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 1.82 TiB, 2000398934016 バイト, 3907029168 セクタ
ディスク型式: RAID1
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xb9adbf13
コマンド (m でヘルプ): n
パーティションタイプ
p 基本パーティション (0 プライマリ, 0 拡張, 4 空き)
e 拡張領域 (論理パーティションが入ります)
選択 (既定値 p): p
パーティション番号 (1-4, 既定値 1): 1
最初のセクタ (2048-3907029167, 既定値 2048):
最終セクタ, +/-セクタ番号 または +/-サイズ{K,M,G,T,P} (2048-3907029167, 既定値 3 907029167):
新しいパーティション 1 をタイプ Linux、サイズ 1.8 TiB で作成しました。
パーティション #1 には ntfs 署名が書き込まれています。
署名を削除しますか? [Y]es/[N]o: Y
署名は write (書き込み)コマンドを実行すると消えてしまいます。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 1.82 TiB, 2000398934016 バイト, 3907029168 セクタ
ディスク型式: RAID1
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xb9adbf13
デバイス 起動 開始位置 終了位置 セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdb1 2048 3907029167 3907027120 1.8T 83 Linux
パーティション 1 にあるファイルシステム/RAIDの署名が完全に消去されます。
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。
以下のコマンドでext3形式でフォーマットします。
mkfs.ext3 /dev/sdb1
結果
[root@localhost /]# mkfs.ext3 /dev/sdb1
mke2fs 1.46.5 (30-Dec-2021)
Creating filesystem with 488378390 4k blocks and 122101760 inodes
Filesystem UUID: e0a4ac9c-19a7-4d0c-8a6f-95a6ad25f758
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968,
102400000, 214990848
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (262144 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
以下のコマンドで外付けHDDを/usb_hddにマウントします。
mount /dev/sdb1 /usb_hdd
結果
[root@localhost /]# mount /dev/sdb1 /usb_hdd
lsblkコマンドでマウントされていることを確認します。
[root@localhost /]# lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda 8:0 0 119.2G 0 disk
tqsda1 8:1 0 600M 0 part /boot/efi
tqsda2 8:2 0 1G 0 part /boot
mqsda3 8:3 0 117.7G 0 part
tqalmalinux-root 253:0 0 70G 0 lvm /
tqalmalinux-swap 253:1 0 7.8G 0 lvm [SWAP]
mqalmalinux-home 253:2 0 39.9G 0 lvm /home
sdb 8:16 0 1.8T 0 disk
mqsdb1 8:17 0 1.8T 0 part /usb_hdd
以下のコマンドで現在の使用量を確認します。
df -h
結果
[root@localhost /]# df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
devtmpfs 4.0M 0 4.0M 0% /dev
tmpfs 3.7G 0 3.7G 0% /dev/shm
tmpfs 1.5G 18M 1.5G 2% /run
/dev/mapper/almalinux-root 70G 4.5G 66G 7% /
/dev/mapper/almalinux-home 40G 322M 40G 1% /home
/dev/sda2 1014M 394M 621M 39% /boot
/dev/sda1 599M 7.0M 592M 2% /boot/efi
tmpfs 757M 52K 757M 1% /run/user/42
tmpfs 757M 36K 757M 1% /run/user/0
/dev/sdb1 1.8T 1.1M 1.7T 1% /usb_hdd
以下のコマンドを実行しテストファイルを作成してみます。
cd /usb_hdd
dd if=/dev/zero of=dummy bs=1M count=1000
以下のコマンドで再度使用量を確認します。
ちゃんと外付けHDDの使用量が増えていればOKです。
df -h
結果
[root@localhost usb_hdd]# df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
devtmpfs 4.0M 0 4.0M 0% /dev
tmpfs 3.7G 0 3.7G 0% /dev/shm
tmpfs 1.5G 18M 1.5G 2% /run
/dev/mapper/almalinux-root 70G 4.5G 66G 7% /
/dev/mapper/almalinux-home 40G 322M 40G 1% /home
/dev/sda2 1014M 394M 621M 39% /boot
/dev/sda1 599M 7.0M 592M 2% /boot/efi
tmpfs 757M 52K 757M 1% /run/user/42
tmpfs 757M 36K 757M 1% /run/user/0
/dev/sdb1 1.8T 1003M 1.7T 1% /usb_hdd
以下のコマンドでテストファイルを削除して完了です。
rm dummy
結果
[root@localhost usb_hdd]# rm dummy
rm: 通常ファイル 'dummy' を削除しますか? Y